拝啓 秋涼の候、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて、私こと、○月〇日をもちまして 株式会社○○を円満退社いたしました。
在職中は、公私にわたり、温かいご指導をいただきまして、厚く御礼申し上げます。
今後はこれまでの経験を生かして自宅のあります○市で、○○工場を経営することにいたしました。これからは、技術面はもとより経営面につきましてもお教えいただきたいことが多々ございます。
どうか倍旧のご指導、ご鞭撻を賜りたくお願い申し上げます。
なお、営業は〇月〇日より始めることになっております。
まずは失礼ながら、書中をもちまして挨拶申し上げます。
○年○月○日 敬具
◆ポイント◆ 独立したあとも前職での人脈が物をいうことが多々あります。ここは次に繋げる意味でもきちんとした挨拶をしておきたいですね。ひきつづき事業でお世話になる方には、独立後の具体的な日程や住所、連絡先などを伝えておくようにすると便利です。
退職・退任の挨拶状にはその理由(定年退職、会社設立のため、帰省して家業を継ぐため、任期満了に伴いなど)がわかるように明記しておくのが一般的です。