前略
お手紙拝見いたしました。
このたびは大変な事態に見舞われましたこと、心中お察しいたします。
さて、ご依頼の件ですが、残念ながら、ご期待に添うことができません。何とか用立てしようと試みたのですが、我が家はサラリーマンですので毎月の収入が限られております上に、最近マンションを購入したばかりでその月々の返済に追われている状況です。
いつも親しくさせていただいてる○○さん(相手の名前)がお困りだというのにお役に立てず大変申し訳ございません。このような事情ですのでどうかご容赦下さい。
かしこ
◆ポイント◆ 住宅ローンを理由に借金の依頼を断る文例です。親戚や先輩などから借金を依頼されると大変断りにくいですよね。ですが、用立てできないことは別に悪い事ではありませんので、家計に余裕がなければきっちり断りましょう。もちろん余裕があってもこの人には貸したくないという場合もしっかり断りましょう。断る際はこちらの事情を具体的且つ簡潔に伝えるのがコツです。感情的にならず冷静に意思を伝えられるのは文章の利点です。
もし、お金を貸す場合も借用書という形で書面に残しておくといいでしょう。また、最悪返済が遅れたり、返済されないかもしれないという状況を想定しておくことも大切です。せっかく善意で貸しても、返済を迫ることで悪者扱いされてしまうケースも多々あります。貸す前にはきちんとした判断が必要になってきますね。