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さっと書ける! 奨学金の返還期限猶予願 文例/サンプル 

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奨学金の返還期限猶予願はこう書く!

文例1 (こどもができた場合)

 大学を卒業後、現在の就職先に就職し、半年後に、お付き合いしている女性との間に子供ができました。
 
 学生時代からおつきあいさせていただいる女性なのでいつかは結婚しようと思っていたのですが、まだ具体的な段階ではなく、貯金なども全くできていない状況でした。
 
 お恥ずかしい話ですが、そのような状態では、生まれてきた子供を育てていくことで精一杯で、家計に余裕がなく、奨学金をお返しするのが非常に困難です。大変申し訳ございませんが、奨学金の返還期限猶予をお願いします。
 
 出産後、育児休暇が明ければ妻も仕事に復帰してくれますので、夫婦二人で家計を建て直していくことができると思います。そうすればまた通常通り奨学金の返還を開始できますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 また、今後はより一層働き、少しでも早く奨学金の返還を完了したいと思っております。

文例2 (病気になり会社を退社した場合)

 今年、大学を卒業し、就職しましたが、体調を崩し、半年で退職しました。現在は自宅で療養しながら週に1〜2回程度、親戚の喫茶店でアルバイトをしています。そのため現在の手取りは月に2〜3万程度で、体調のことからもしばらくの間はこのような就業スタイルになりそうです。そのため、収入が少なく奨学金を返還することが難しいので、今回返還の猶予願を提出させていただきました。現在は実家にお世話になっているため、月々の生活費はかかりませんが、携帯電話代などは自分のアルバイト代から出しています。
 大切な奨学金をお借りしておいて大変申し上げにくいのですが、返還の猶予をお願いいたします。
 一日でも早く健康を取り戻し、再就職し、全額返還を再開していきたいと思っております。また、仕事が軌道に乗り、収入が安定しましたら承認された期間の終了より早く返還を再開して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

文例3 (会社をリストラされた場合)

 高校を卒業後、貿易関係の仕事に就職しました。勤めて五年ほどたった先月、突然会社からリストラの宣告を受け、退職することになりました。すぐにでも新しい職に就きたいので、現在、ハローワークに通い、再就職先を探しているところですが、私の力不足でまだ採用されていません。
 現在は失業保険を受給しておりますが、月に八万円しかないため家賃、生活費、光熱費などでほとんどなくなります。ですので、奨学金をお返しすることができません。大変申し訳ございませんが、奨学金の返還期限猶予をお願いします。
 一日も早く内定をもらい、職に就けるよう精進して参ります。そして、就職が決まりましたら、すぐに手続きをし、奨学金の返還を再開いたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。

文例4 (家族の介護のために会社を辞めた場合)

3カ月前、母が肝臓の疾患のため入院いたしました。退院後、しばらくの間、自宅での看護が必要ということで、大学を卒業してから5年ほど従事してきた事務の仕事を退職いたしました。
 
 同居の父は自営業ですのでなかなか時間が取れず、母の看護をするのは私以外におりません。また以前の仕事はフルタイムでの仕事でしたので、退職しなければ、母の看護をすることはできませんでした。そのようなわけで、現在、私に収入はなく、父に生活費のほとんどを負担してもらっている状況ですので経済的に大変苦しく、今回返還の猶予願を提出させていただきました。
 
 母の具合がもう少しよくなりましたら、介護と両立できるパートの仕事に就き、全額返還を再開していきたいと思っております。それまでの間、大変申し訳ございませんが、奨学金の返還猶予をお願い致します。

 文例5 (会社が倒産した場合)
 
 大学を卒業後、建築関係の仕事に就職しました。勤めて五年ほどたった先月、会社が経営不振のため、突然倒産してしまい、失業することになりました。現在、ハローワークに通い、再就職先を探しているところですが、私の力不足でまだ採用されていません。現在は失業保険を受給しておりますが、妻と子が三人おりますので、生活は大変苦しいです。
 
 失業保険は月に約一二万円ほどですが、養育費や、家賃、生活費、光熱費などでほとんどなくなります。ですので、奨学金をお返しすることができません。大変申し訳ございませんが、奨学金の返還期限猶予をお願いします。
 一日も早く内定をもらい、職に就けるよう精進して参ります。そして、就職が決まりましたら、すぐに手続きをし、奨学金の返還を再開いたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。




リストラ、できちゃた結婚!奨学金はどうする? 

 突然のリストラ宣告、予期せぬ妊娠、家族の介護問題、借金のない生活をしている人でも、今後の生活に不安が生まれますが、奨学金を借りている人なら目の前が真っ暗闇。文字通り八方ふさがりな気持ちになってしまいますよね。
 でも、こういうときこそ落ち着いて!学生支援機構には返還が困難になったときのための対処方が用意されています。
 
返還期間を猶予してもらえる「返還猶予」と返還額を減額してもらえる「減額返還」

奨学金の返還が困難になった場合、返還期間を猶予してもらえる「返還猶予」と返還額を減額してもらえる「減額返還」という制度が用意されています。
 どちらの場合も返還が困難という旨を書式に則って学生支援機構に伝えます。
 
 もし、手続きをせずに納期が来て結局未払いになって、利子がついてしまっては家計がさらに圧迫されて打つ手がなくなってしまいます。また未払いの状態が続くと、変換期限の猶予や減額の願いが受理されなくなりますので、支払計画に少しでも無理が生じそうなら、直ちに手続きをはじめましょう。

返還期限猶予の種類

①一般猶予
※現在返還が困難であるため、一定期間返還を待ってほしい場合に願い出る制度です。
※適用期間は通算10年(120か月)が限度です。(ただし災害(注)、傷病、生活保護受給中、産休・育休中、一部の大学校在学、海外派遣の場合は10年の制限がありません。)
(注)災害原因が同一の場合は、災害発生から原則5年が限度になります。

②所得連動返還型無利子奨学金の返還期限猶予

※「所得連動返還型無利子奨学金」の貸与終了後、 一定の収入・所得を得るまでの間返還を待ってほしい場合に願い出る制度です。
※対象は平成24年度以降の大学院を除く第一種奨学金採用者のうち、「所得連動返還型無利子奨学金」を貸与された方に限ります。
※適用期間に制限はありません。

 病気などで収入がなく、奨学金の返還が困難な場合は医師の診断書を添付して、返還猶予願を提出します。診断書を書いてもらうほどでもないような体調不良の場合でも、働けず返還が困難な場合は正直に現状を報告し、猶予願を出すことができます。無事に承認されるよう、書類には返還の見通し、具体的な収支の記入を忘れずに記載しましょう。

返還期限猶予願はどこに出せばいいの? 

日本学生支援機構の奨学金返還期限猶予願は、以下の住所に提出します。
わからないことがある場合は、ホームページから確認できますよ。

〒162-8412
東京都新宿区市谷本村町10-7
日本学生支援機構 返還猶予課

日本学生支援機構 ホームページ http://www.jasso.go.jp/

※各届け出は郵便以外では受け付けていませんので注意してください。



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