文例1
すっかり秋めいてきましたがみなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、啓子は今年、三歳の七五三を迎えます。11月15日はちょうど日曜日ですので、お宮参りの時もお世話になった川越神社へお参りに行こうと思っております。
つきましては、お父様、お母様もご一緒いただければ大変嬉しいのですが、ご都合はいかがでしょうか。
お参りが終わりましたら、近くの写真館で家族そろって記念写真を撮影し、ささやかではありますが、食事の席を設けたいと思っております。
おじいちゃん、おばあちゃんが来て下さると、啓子も大変喜びますので、なにかとお忙しいとは思いますが、ぜひお越しいただけるよう心よりお願い申し上げます。
かしこ
文例2
おかあさん、元気ですか。もうすぐ敦史の五歳の七五三です。一生に一度の記念の日ですので、ぜひみんなでお祝いをしようと思います。清武さんのお父さん、お母さんにも来ていただけるよう連絡しましたので、おかあさんもぜひ、一緒に日吉神社にお参りに行きましょう。日程はまだ決まってないけれど、たぶん、11月中の日曜日になると思います。詳しいことはまた追って連絡しますので、予定をあけといてくださいね。
取り急ぎ連絡まで。
◆お金をかけなくても七五三はできる!シンプルに祝う七五三◆
写真スタジオが台頭し、子供のイベント=写真スタジオでの記念撮影という図式ができあがりつつありますが、冷静に考えてみると数枚の写真に3~5万円。これだけのお金があればもっと子供のためにできることがあるんじゃないか。そんな疑問が浮かんで来る人も少なくないはず。
「一生に一度のことだから」「あとから後悔しないためにも」「みんな撮っているのにうちの子だけ記念写真がないとかわいそう」
そういう親心にさっと入り込んでくるのが写真スタジオなのかもしれません。
でも、元来、七五三は子供の成長を祝う祝い事。高額な記念写真を撮るための日ではなかったはずですよね。
お金がある人ならかまいませんが、子供が小さいうちはお金はいくらあっても足りないという方の方が多いはず。
それならいっそシンプルにお祝いしてみてはいかがでしょうか。
たとえば、三脚を使ってみんなで神社で写真を撮る。プロの撮った写真にはもちろんかないませんが、みんながそろって撮った写真があるだけで十分素晴らしい記念になるのではないでしょうか。どうせ記念写真を見るのは近しい人たちなのですから、上手い写真じゃなくてもみんながそろっているというだけで嬉しい気持ちにさせてくれるはずです。
◆写真の撮り方のコツ◆
1、正面だけでなく、後ろからも撮る
せっかく着物を着たのなら、正面だけでなく、後ろからもどんどん撮影しましょう。プロのカメラマンなら後姿は必ず撮影したいアングルだそうで、その理由は顔が写っていない分、後姿全体で子供の感情を表現できるそうです。
2、カメラ目線をしない
カメラを意識していない自然な表情もすてきです。ぜひ残しておきましょう。
3、本殿から少し離れる
せっかく神社にお参りに行ったので、本殿で写真を撮りたい気持ちはありますが、あまり近すぎると建物が写真に納まらなくなってしましますので、子供さんはカメラの近くに寄せて背景は遠景でとるようにするとバランスのいい写真になります。
4、天気のいい日に撮影する
これは運がかなり左右しますが、やはり天気のいい日に撮影できればベストです。
11月でしたら午前中の9時~14時くらいまでの時間帯が撮影に最適な時間帯です。