本日は、このたびの私の退職に際しまして、このように別れの席を設けていただき、心より感謝申し上げます。
父の急死により故郷で家業を引き継がなくてはならなくなったとはいえ、十年にわたって勤めてまいりました会社を去ることになりましたのは、忍び難いものがございました。企画、開発という仕事がようやく自分の中で身になり、軌道に乗り始めたところでこのようなかたちになってしまったことは大変残念に存じます。
しかし、これまでこちらで学ばせていただいた技術や精神論を家業に活かして、これからも頑張っていきたいと思っております。そうすることで私を育てていただいた皆様に少しでも報いることが出来るのではないかと思います。
皆様のこれまでのご厚情は決して忘れません。皆様もお元気で益々会社を盛り上げていって下さい。本日は本当にありがとうございました。
◆ポイント◆ 退職の際、送別会を開いてもらった場合、退職者は最後に挨拶することになります。スピーチは簡潔なものでよいので事前に用意しておくと本番で慌てませんよ。最後の見せ場なのでぜひ整然とした態度でこれまでの感謝の言葉を述べましょう!